XM Tradingはその公式サイト上にて、さまざまなコンテンツを提供しています。
ウェビナーなどの教育コンテンツから、マーケットリサーチなど。
そのひとつが便利なFX計算ツールです。
最初のうちはpips(ピップス)がいくらなのかや、ストップロス(損切り)やテイクプロフィット(利確)のポイントでいくらの損失/利益になるのかなど、計算がとてもややこしく、これが初心者がFXにとっつきにくい大きな理由のひとつになっています。
XMは何種類かの計算ツールを提供しており、これを使えばピップ値や必要証拠金の計算など、一発で答えを得ることができます。
- XM(エックスエム)のFX計算ツールについて
- XM(エックスエム)のFX計算ツールで算出できるのは何か
- XM(エックスエム)のFX計算ツールの使用方法
XMの計算機(FX計算ツール)とは
XMの計算機(FX計算ツール)とは、XMが公式サイト上で提供している計算ツールです。
以下の6種類の計算ツールを提供しています。
XMのFX計算ツール
- 通貨換算ツール
- ピップ値計算機
- 証拠金計算機
- スワップ計算機
- 損益計算機
- オールインワン計算ツール
XMの計算機(FX計算ツール)へのアクセス方法
XMの公式サイトから、「FXを学ぶ」→「FX計算ツール」とたどります。
XMの計算機(FX計算ツール)の使い方
XMの計算機のそれぞれの計算ツールについて、具体的な使用方法を説明します。
XM 通貨換算ツール
通貨ペアの現時点のリアルタイムレートを確認するツールです。
レート自体はMT4やMT5からでも確認できますので、わざわざ利用するツールではないかもしれません。
また、通貨換算という名前だけあって、確認できるレートは通貨ペアのみです。
ゴールドや株価指数、オイルなどのCFD商品のレートは確認できません。
通貨換算ツールはどういう時に使う?
- 現在の為替レートをリアルタイムに知りたい
- 通貨換算した金額を知りたい
通貨換算ツールの使い方
換算前、換算後それぞれに換算したい通貨を選択します。
金額には1以上を入力してください。
計算するをクリックすると、現時点のレートで換算された金額が表示されます。
画像は、USD(米ドル)からJPY(日本円)に換算したレートで、いわゆるUSDJPYのレートということになります。
XM ピップ値計算機
通貨ペアなどごとに異なる、1ピップ(pips)当たりの金額を知ることができます。
FXを始めたばかりの時に必ず混乱するのがピップス(pips)です。
通貨ペアにより、1pipsという単位の金額が異なってきます。
1pips上がる/下がると、いったいいくら利益/損失がでるのか。
このピップ値計算機では簡単に計算することができます。
ピップ値計算機はどういう時に使う?
- 通貨ペアごとに異なる、1pips当たりの金額を知りたい
ピップ値計算機の使い方
ピップ値を計算したい通貨ペア、口座の基本通貨、口座タイプ、取引ロット数を指定します。
XMでは、スタンダード口座とZERO口座のコントラクトサイズは1ロット=100,000通貨、マイクロ口座は1ロット=1,000通貨となっています。
つまりロット数に1を指定して計算すると、それぞれの口座ごとに、1ロットトレードした場合に1pips動くといくら利益/損失が出るのか、がわかります。
下の画像は、スタンダード口座でUSDJPY(ドル円)をトレードした場合のピップス値です。
これはわかりやすい例で、USDJPYを1ロット(10万通貨)トレードする場合、1pips動くと1000円動くということになります。
XM 証拠金計算機
ポジションを持つのにどれぐらいの証拠金が必要なのかを計算できます。
これは、最初のうちは一番使うツールかもしれませんね。
証拠金は、レバレッジを変えてシミュレーションすることができます。
証拠金計算機はどういう時に使う?
- 注文をするのに証拠金がいくら必要か知りたい
- レバレッジを変えた時に必要証拠金がどう変わるのか知りたい
証拠金計算機の使い方
口座の基本通貨、トレードする通貨ペア、口座タイプ、トレードするロット数量と、レバレッジを指定します。
XMの最大レバレッジは888倍ですが、ボラティリティの大きな通貨ペアをトレードする場合など、リスクを抑えるために自分でレバレッジを変更することがあります。
この証拠金計算ツールでは、レバレッジを1:1(つまりレバレッジ無し)から1:888まで、変更して計算することができます。
画像はUSDJPY(ドル円)を1ロット=10万通貨トレードする場合に必要な証拠金です。
最大レバレッジ888倍を活用した場合、12,319円の証拠金で1ロットのUSDJPYをトレードすることが可能ということがわかります。
XM スワップ計算機
スワップとは、日をまたいでポジションを保有した場合にかかる金利のことを指します。
XMのスワップ計算機では、通貨ペアごとに異なるスワップポイントを計算できます。
また、スワップは売りポジション、買いポジションいずれかにより異なってきます。
スワップ計算機はどういう時に使う?
- 日をまたいでポジションを保有する場合のスワップ金利を知りたい
- 売りポジション、買いポジションそれぞれのスワップを知りたい
スワップ計算機の使い方
口座の基本通貨、対象通貨ペア、口座タイプと取引ロット数を入力します。
画像は、スワップの大きなUSDTRY(米ドルトルコリラ)を1ロットトレードした場合のスワップ計算結果です。
スワップ金利とは、トレードする通貨の発行国の政策金利差により生じますが、このスワップポイントを狙ってトレードする手法があります。
スワップポイントが大きいことで有名なのはトルコリラや南アフリカランドです。
この画像のように、USDTRYの売りポジションを1ロット保有していると、毎日2,221円のスワップが獲得できます。
ちなみに、USDTRYを1ロット注文するのに必要な証拠金は、レバレッジ888倍の場合、12,300円です。
このように、ハイレバレッジを活用し、スワップ金利を狙って中期的にポジションを保有するのもひとつのトレード戦略です。
XMのスワップの注意点
スワップポイントは毎日かかってきますが、XMの場合、毎週水曜日(水曜日から木曜日にかけて)の保有ポジションには3日分のスワップが付与されます。
(1週間分のスワップを月~金の5日間で精算するため)
マイナススワップの大きな通貨ペアを水曜日から木曜日にかけて保有する場合には気を付けてください。
XM 損益計算機
XMではストップロス(損切り)やテイクプロフィット(利益確定)の設定をすることができます。
この損益計算機を使うと、注文時の価格から何ピップス動くと、いくらの損失/利益になるのかを計算することができます。
損益計算機はどういう時に使う?
- 設定したストップロス/テイクプロフィットに達した時、いくらの損失/利益になるのか知りたい
損益計算機の使い方
口座の基本通貨、通貨ペア、口座タイプ、ロット数と、損切り設定値、利益確定設定値をそれぞれピップスで入力します。
これは前述のピップ値計算機と同じような計算になります。
XM オールインワン計算ツール
前述の計算のうち、必要証拠金、ピップ値、スワップを一気に計算してくれる便利なツールです。
使い方もほぼ同じで、口座の基本通貨から取引ロット数までを入力し、計算します。
まとめ:XM計算機(FX計算ツール)の使い方
私はいまでも、不慣れな通貨ペアをトレードする場合にはこの計算ツールを使います。
特に、ピップ値計算機と証拠金計算機はとても重宝すると思います。
ぜひ、活用してみてください。