FX取引で利益を出すには

FX取引で利益を出すには

FXとはForeign Exchangeの英略で、正式には「外国為替証拠金取引」といいます。外為(がいため)という略称で呼ぶ人も多く、外貨を売買した差益で利益を得る金融商品のことを指します。株式のように会社の情勢や見込みなどの難しい分析がいらず、為替という馴染み深い数字なので、初心者でも取引しやすいのが特徴です。

 

為替差益

日本円で他の外貨を買い付け、一定期間をおいて外貨を日本円に戻す際に生じる為替の差で利益を出す投資方法です。日々の社会情勢に応じて株式の値段が上下しているように、為替も日々動いています。しかも株式のように相場が開いている時間で頻繁に取引が行われるのと違い、為替は1分1秒常に動いています。そのため、24時間場所時間を選ばずに投資が出来るというメリットがあるのです。

為替の差益でどのように利益を上げるのかというと、例えば1ドル=105円という円高の時に10,000ドル(日本円で105万円)分購入するとします。その後為替が変動し、1ドル=115円となったとします。この時に売却すると、115円−105円=10円分の差益が出ますから、10万円の利益を得ることが出来るというわけです。さらにこの逆の取引もFXでは出来てしまいます。

要は、1ドル=115円のときに10,000ドル売ります。円が高くなり1ドル=105円になったら、10,000ドルを買い戻すのです。この方法でも同じく10円分の差益を生むことが出来るのです。このようにFXでは、為替が円高に動いても円安に動いでもどちらでも利益を出すことが出来ます。

 

金利差益

FX取引では、円と投資先の外貨の金利差でも利益をあげることが出来ます。日本円での預金は、ご存知の通り金利が大変低いです。大きな額を1年間預けていても、わずかな利息しか付きません。国債などで貯蓄をしてもたかが知れています。しかし海外ではどうでしょうか。

外貨預金の経験がある方はご存知でしょうが、米ドルやユーロ、オーストラリアドル、ランドなどといった外貨では3~8%と大変高い金利で貯蓄することが出来るのです。FXの取引でも金利の高い外貨を継続保有することで、その間は日本円の金利との差の利息を受け取ることが出来るのです。この2つの通貨の金利差を「スワップ」といいます。為替の動きでうまく利益を出せない初心者の方は、金利差益も含めた投資の手法がお勧めです。

ここで注意したいのが、高い金利の外貨から低い金利の円に戻る場合です。金利が高い通貨を売却し、低い通貨を購入する場合は、逆に金利差分を支払うこととなります。金利差益で損が出ない程度の為替差益が出ていれば問題ないですが、売却の際には注意が必要です。

ちなみにその日のうちに売買し、保有していない分にはスワップは発生しません。保有した日数分を日割りで計算した結果、金利差分を受け取れたり、支払ったりすることになるのです。この金利差だけを狙って投資する人も多くいます。

 

FXの手法

FXの手法

FXで為替差益や金利差益を狙うにあたって、おもに4種類の投資方法が使われます。

スキャルピング

最小の時間単位で利益を薄くとる方法を繰り返していく手法です。数秒から数分間の間に取引を行うため、トレード時間が短い分、利益も薄くなります。為替は動きが変わった瞬間、一定時間は同じ方向に向かって進む特徴があり、この一定時間の数秒から数分の間を狙って投資をすれば勝てる確率が高くなります。この手法はずっと相場に張り付いている必要があるため、FX上級者向けです。

 

デイトレード

1日の中での値動きを利用して利益を狙う取引の手法です。1日何回ものトレードを行いますが、日をまたぐことで発生する予期せぬ損失を防ぐため、基本的にはその日のうちに片づけてポジションを翌日に持ち越しません。その日の為替がどちらに動くのかを予想し、買いもしくは売りを入れたら、目標の値になるまでじっと待つ手法です。

 

スイングトレード

数日から数週間程度の期間、投資し続けておく手法です。この方法はチャートを見る力が必要となり、為替が作る波から波までが1つの投資期間の目安となりますので、あまり頻繁に動く通貨よりは、比較的長くトレンドが続く通貨を選ぶ必要があります。デイトレードのように1日1日の緊張感に縛られず、いらいらすることなくゆとりをもって投資が出来ます。

 

ポジショントレード

数週間から数カ月、数年にわたって保有する投資手法です。比較的大きなトレンドで利益を出すので、チャートの分析力も必要となります。単純に購入して為替が大きく動くのを待つというよりは、為替の動きを見て押し目買いや、高値売りが出来る判断力が必要です。長期間保有するため、スワップ金利も利益として手にすることが出来ます。

政治が大きく動きそうだったり、どこかの国で金融危機が起きていたりする場合は、為替が動きやすくなります。そこを狙って投資するという戦略も可能です。FXには興味はあるけど、頻繁には動かせないというFX初心者の方は、この手法から始めてみても良いでしょう。ここから徐々にスパンを短く出来そうであれば、他の方法にも挑戦してみてくださいね。

 

レバレッジをきかせた取引と、諸費用について

レバレッジをきかせた取引と、諸費用について

FXの投資方法のひとつに、レバレッジというものがあります。このレバレッジを利かすことで大きな利益を生むことが出来るのです。また、取引には諸手数料がかかることも忘れないようにしましょう。

レバレッジ

FX取引では、手持ちの投資資金を膨らまして投資する「レバレッジ」という仕組みがあります。最大25倍まで取引が出来るので、何千円といった小額でも大きい金額を動かすことが出来、膨らませた金額で生じた分の利益はそのまま口座に残っていきます。

例えば10万円の金額を証拠金とし、レバレッジを10倍かけると100万円として取引が出来るのです。本来10万円では1万円の利益しか出なかったところ、10万円の利益にすることが可能となります。スワップ金利ももちろん10倍でついてきます。

レバレッジ取引は大変魅力的に見えますが、実は自分の持っている資金よりも大きな額でトレード出来てしまうため、ハイリターンでありハイリスクなのです。レバレッジの上限はFX会社によって設定が異なり、上限がものすごい倍率のところもあります。初心者の方は利用したとしても2倍・3倍といったところでとどめておいた方が無難でしょう。

 

諸費用

スプレッド

FX取引をする際には、売買する度にFX会社へ支払う手数料が発生します。これをスプレッドといいます。スプレッドは、会社が提示する売値と買値の差額のことで、この額が小さい会社を選んだ方がより利益を出すことが出来ます。

 

為替手数料

外国旅行へ行ったことのある方はご存知でしょうが、両替をした際には為替の手数料が取られます。銀行では片道1円、証券会社では50銭あたりが相場です。ちなみにFX取引でかかる手数料は0.3~1銭という破格の値段となっています。

 

どこがお勧め?初めての方でも安心のFX取引会社2社

どこがお勧め?初めての方でも安心のFX取引会社2社

 

DMMFX

DMM.com証券が親会社のFX会社です。一番の魅力はスプレッドが安く、原則固定されている点にあります。円ドルで0.3銭、ユーロで0.5銭、豪ドルで0.7銭といった業界の中でも低いスプレッドが魅力です。スマートフォンのアプリも使いやすく、LINEでの質疑応答が可能な点でも、初心者に優しい会社といえるでしょう。

DMMFXの口座開設は簡単です。ホームページのトップ画面から口座開設ボタンをクリックします。一番初めに、FX取引を始めるにあたっての重要注意事項をいくつか確認するだけで、最短5分で登録完了、最短翌日からの取引が可能です。

 

GMOクリック証券

GMOインターネット傘下の会社で、GMOクリック証券は5年連続FX取引高が世界で1位、FX預かり資産が国内1位という実績を持っています。スプレッドも低く、円ドルで0.3円、ユーロ0.5銭、豪ドル0.7銭で原則固定されています。DMMFXとの違いはスワップポイントです。GMOクリック証券はDMM.comに比べると高スワップ配当となっています。ロングスパンで投資を考えている人には、GMOクリック証券がお勧めです。

GMOクリック証券の口座開設もホームページからすぐに出来ます。こちらは名前や生年月日、住所などの個人情報の入力から始まり、最短3分で申し込みが完了します。