FXトレードの最重要項目はメンタルだった!その詳しい理由と対策

FXトレードにメンタルが最重要な理由

FXトレードにメンタルが最重要な理由

資金を増やすことを夢見てFX口座開設をしてみたものの、なかなか思うように資金が増えなかったり、逆に右肩下がりに減ってしまったりしている初心者の人もたくさんいるのではないでしょうか。そんな初心者の人たちが誤解しやすいのが、「FXトレードの中で何が一番重要なのか」という点です。最重要なのはトレード手法でしょうか、それとも資金力でしょうか。

もちろんこれらもFXで勝ち続けるためには必要なものですが、たとえ精度の高い手法をいくつも持っていて、なおかつ資金力が十分にあったとしても、それだけでは最終的に勝ち組でいることはできません。なぜなら、FXトレードにおいて最重要となるのは、「メンタルの強さ」だからです。たとえば10人が全く同じ手法を用いて1年間トレードを続けたとします。

その手法は、いわゆるシステムトレードと呼ばれるもので、裁量が入る余地は一切ありません。ではその前提で、10人が1年間トレードを繰り返した結果は全て同じになるでしょうか?結論から先にいうと、全員の結果がバラバラである可能性が極めて高いといえるでしょう。なぜそんなことが起こるのかというと、それは「メンタル面に差があるから」に他なりません。

つまり頻度は違っていても、全員がどこかの段階で「トレード手法を無視してしまっている」のです。FXで勝つ方法を知っていることと、実際に勝つということの間には、意味合い的に大きな隔たりがあります。どれだけ潤沢な資金を抱え、優れたトレード手法を理解していたとしても、メンタルの弱さからそれを実践に生かせなければ何の意味もないのです。

FXトレードの話になるとどうしても手法ばかりに目が行きがちですが、特に初心者の人は、まずメンタルが最重要であることを強く意識するべきでしょう。

 

FXトレードのエントリーやエグジットで意識すべきこと

FXトレードのエントリーやエグジットで意識すべきこと

FXトレードでエントリーやエグジットを行う際、必ず最初に行わなければならないのは「手法の確認」です。この確認の意味は、「ただやり方がわかっていればそれでよい」ということではありません。たとえば、今あなたは自身のトレード手法に従って、ドル円を112円でロングしようとしているとしましょう。この瞬間確認しなければならないのは、ドル円が現在本当に112円であるかという点です。

そんなことくらい値動きを見ていればわかる…と感じるかもしれませんが、事はそれほど単純ではありません。なぜなら、たとえばトレードしたいという欲が強すぎるばかりに、本来なら112円まで待たなければいけないところを、112円10銭で買ったりするケースがあるからです。もちろんスリッページによってそうなってしまった場合は仕方がないのですが、自分の意思でフライングをしてはなりません。

これは、エグジットの際にも同じことがいえます。本来ならまだポジションを持っていなければならないのに、「もし届かずに反転してしまったら」などと考えてしまい、自ら利益を小さくしてしまうケースがそれにあたります。トレード手法というのは、あくまで「ルール通りに試行回数を重ねた結果利益が出る」ように作られています。

しかしそのルールを自分の手でコロコロと変えてしまっては、そういった前提が覆されてしまうのです。口座開設をしたばかりの初心者の人などは、特に「飛び乗りエントリー」や「焦りすぎエグジット」が多くなる傾向にあります。確かにエントリーできなかったばかりに利益を逃してしまったり、エグジットのタイミングが結果として上手く行かず損失を出してしまったりするケースもあるでしょう。

ただ、たとえそんなトレードが続いたとしても、手法が正常に機能していれば必ず利益になるときが訪れます。そのことを肝に銘じて、己のメンタルを上手にコントロールしましょう。

 

プロスペクト理論を知る

プロスペクト理論を知る

では、口座開設を終えたばかりの初心者の人たちは、なぜ損切りを遅らせてしまい、利益確定は急いでしまうのでしょうか?理由のひとつはもちろんトレードに慣れていないという点にあるのですが、もうひとつどうしても知っておいてほしいのは、「プロスペクト理論」についてです。

プロスペクト理論を簡単に説明すると、「人は利益を確定する際はリスクを取りたがらず、逆に損失については確定させないために大きすぎるリスクを取る傾向にある」となります。これをFXトレードに当てはめてみましょう。あなたが保持しているポジションは、現在含み益を抱えています。

取引手法に従えばあと10pipsでエグジットポイントに届きますが、チャートを見ているとなんとなく勢いがなくなっている気がして、今すぐにでもエグジットしてしまいたい衝動が収まりません。こういった心理状態は、まさに「利益を確定する際はリスクを取りたがらない」というプロスペクト理論にピッタリ当てはまるといえるでしょう。

次に、あなたが保持しているポジションは、現在含み損を抱えているとします。取引手法どおりなら、あと10pips値動きが逆行すれば、損切りポイントに到達です。しかし、チャートを確認していると今にも反発が起こりそうだし、損切りだけされて反発が始まると嫌なので、あなたは損切りポイントを少し現在値から離してみようかという衝動に駆られました。

これがプロスペクト理論でいうところの、「損失については確定させないために大きすぎるリスクを取る傾向にある」という部分になります。実際にトレードを行っていると、こうした心理状態の変化が常にあなたに襲い掛かってきます。重要なことはそんな一時の感情に流されず、強いメンタルを維持し続けるという点です。

自分のメンタルの揺れについて何の知識も持たずにいると、大事な場面でミスをしてしまう頻度も高まります。ですからこのプロスペクト理論については十分に理解しておき、いざというときには心を鎮めるお守りとして使えるようにしましょう。

 

どうしてもメンタルに不安がある人はFXのスワップ狙いがおすすめ

どうしてもメンタルに不安がある人はFXのスワップ狙いがおすすめ

どれだけ手法に忠実にトレードしようとしてもうまくいかない…といった悩みを抱える人は、想像以上にたくさんいるものです。その原因はメンタルの弱さにあるわけですが、全ての人がそれを解消できるわけではありません。では、メンタルがなかなか強くならない人にFXトレードは無理なのでしょうか?実は、そんなことはありません。

そういった人たちにぜひともおすすめしたいのが、「スワップ狙いのトレード」になります。スワップを狙ったトレード手法にはさまざまなものがありますが、その中でも特にリスクを小さく抑えられるのが、「異業者間での同一通貨ペア取引」です。スワップ金利というのは、たとえ同じ通貨ペアであっても、業者によって内容が異なります。

ですから、それを利用して「両建て」を行うのです。両建てといっても、もちろん同一の口座で実践するわけではありません。たとえばランド円などのスワップポイントが大きい通貨ペアを、異なる二つの業者の口座を用いて両建てするのです。つまり為替レートが変動したとしても、片方の口座がプラスになり、もう片方がマイナスになるため、いわゆる差益が発生しません。

そして、業者間のポイント差だけの部分をいただくという手法になります。この手法を利用すれば、メンタルが弱くてついルールを破ってしまうような人でも、比較的少ないストレスでトレードを継続することができるでしょう。ただし、注意点もあります。まずひとつめは、複数の口座を用いるため資金がかなり必要になるという点です。

少ない資金での実践も不可能ではないのですが、それだと利益があまりにも小さくなってしまうため、それほどおすすめはできません。そしてもうひとつの注意点は、片方の口座が大きくマイナスに傾きすぎると、強制ロスカットになる場合もあるという点です。四六時中チャートに張り付いている必要はありませんが、資金の移動などを念頭に置いたある程度の監視は必要になります。

これらの注意点を十分意識した上で、メンタルに自信のない人はこの手法を試してみてください。

 

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