XM(XMTrading)には、最大レバレッジ888倍で豊富な通貨ペア、入金ボーナスなど、多くのメリットがあります。そんなXMで、スワップポイントを狙った投資方法は向いているのでしょうか。
スワップポイントは、上手く活用すると不労所得を得ることができますが、仕組みを理解していないと、大きな損失につながってしまうこともあります。
長期トレードは、スワップポイントによって損益が大きく変わってきますので、しっかりと確認しておく必要があります。
今回は、スワップポイントの基本やXMでのスワップポイントの受け取りや確認方法、注意点などについて解説しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
XMのスワップポイントとは
スワップポイントとは、各通貨ペアに発生する金利差を調整する差額のことを指します。
各通貨には、それぞれ金利が設定されています。2つの通貨を取引するFXでは、発生する金利にも差額が発生します。この差額を調整するための調整額が、スワップポイントとなります。
低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うと、スワップポイントを受け取ることができます。
たとえば、高金利通貨として知られるトルコリラの金利が8.25%、日本円の金利は-0.10%のときに、日本円を売ってトルコリラを買うと「トルコリラ8.25%−日本円-0.1%=金利差8.35%」となります。
逆に、高金利通貨を売って、低金利通貨を買うと、その金利差額を毎日支払わないといけません。
各国通貨の金利は、日本であれば日本銀行、アメリカでは連邦準備制度理事会(FRB)などの中央銀行が、民間の銀行に対して「これだけの金利で、お金を貸し出します」と提示する短期金利の利率が、政策金利です。FXのスワップポイントは、この政策金利に連動しています。
日本はゼロ金利政策で、利子はほとんどつきませんが、トルコリラ(TRY)、南アフリカランド(ZAR)、メキシコペソ(MXN)などは高金利で有名です。
各国の政策金利
各国の政策金利は、メジャー通貨とマイナー通貨で大きく異なります。
国名/通貨 | 政策金利 |
日本/円(JPY) | -0.1% |
アメリカ/ドル(USD) | 0.25% |
ヨーロッパ/ユーロ(EUR) | 0.00% |
イギリス/ポンド(GBP) | 0.10% |
トルコ/リラ(TRY) | 8.25% |
南アフリカ/ランド(ZAR) | 3.50% |
メキシコ/ペソ(MXN) | 4.00% |
実際のスワップポイントは、各FX業者が手数料などを考慮して
設定するから政策金利がそのままスワップポイントになる訳じゃないよ。
XM(XMTrading)のスワップポイント
スワップポイントの仕組み自体は、どのFX業者でも同じですが、手数料などを考慮して、FX業者がそれぞれ独自に設定しています。
そのため、同じ通貨ペアでもスワップポイントに差がありますので、XM(XMTrading)のスワップポイントについて解説していきます。
スワップポイントはいつもらえる?
スワップポイントが付与される時間は、ニューヨーク時間で0時、日本時間の朝7時(サマータイムは朝6時)です。この時間にポジションを持ち越すと、スワップポイントが加算されます。
たとえば、6時59分にエントリーして、7時過ぎに決済した場合でもスワップポイントを受取ることができますが、朝8時にエントリして、翌朝5時に決済するとスワップポイントは発生しません。
スワップポイントが発生するタイミング
夏時間(3月の最終日曜日午前1時 ~10月の最終日曜日午前1時):日本時間の朝6時
冬時間(10月の最終日曜日午前1時 ~3月の最終日曜日午前1時):日本時間の朝7時
水曜日はスワップポイントが3倍
FXで取引できるのは平日のみですが、スワップポイントの計算は日割りのため、土日も含まれています。では、土日分のスワップポイントはどうなるのでしょうか?
土日分のスワップポイントは、水曜日(木曜日の6時or7時)に計3日分のスワップポイントを受取ることができます(土日にポジションを持っている必要はありません)。
水曜日にエントリーして木曜日に決済→3倍のスワップポイント
金曜日にエントリーして月曜日に決済→1日分のスワップポイント
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 土曜日 | 日曜日 |
1日分 | 1日分 | 3日分 | 1日分 | 1日分 | スワップ無し | スワップ無し |
スワップポイントがマイナスのとき、水曜日にポジションを
保有していると「-3倍」のスワップポイントを支払うことになるから要注意!
水曜日は「スワップ3倍デー」と呼ばれていて、
スワップ狙いのポジションが増えることがあるよ
年末年始などで、スワップポイントの加算に変更がある場合は、XM(XMTrading)の公式サイトやメールでお知らせがあるのでチェックしましょう。
XM(XMTrading)スワップポイントの確認方法
XM(XMTrading)のスワップポイントを確認する方法は、3つあります。
- 公式サイトで確認
- MT4/MT5の取引条件を確認
- スワップ計算機で確認
XM(XMTrading)の公式サイトで確認
複数の通貨ペアの中で、スワップポイントを比較したい場合には、XM公式サイトの「FX取引」にある、「FX取引のスプレッド / 取引条件」でスワップポイントを確認することができます。
通貨ペア一覧表の中に、スワップポイントの項目があります。
「JPY」や「USD」など、表示銘柄を選択して検索することも可能です。
MT4/MT5の取引条件を確認
MT4でスワップポイントを表示
MT4の画面からスワップポイントを確認する場合には、画面上部にある「表示」→「気配値表示」をクリックして、通貨ペア一覧表を表示します。
その中から、スワップポイントを知りたい通貨ペアを選択して右クリック→「仕様」を選択します。
選択した通貨ペアの「取引条件」が表示されます。
下にスクロールしていくと、スワップポイントを確認できます。
MT5でスワップポイントを表示
MT5の画面でスワップポイントを確認する方法は、「表示」→「銘柄」を選択します。
その中から、通貨ペアを選択して、スワップポイントを確認することができます。
スマホアプリでスワップポイントを表示
スマホアプリでスワップポイントを確認する場合は、通貨ペアをタップして「詳細」を選択すると、「スワップロング」「スワップショート」が表示されます。
スワップポイントは日々変動するから、ポジションを
長期保有する場合でも、こまめにチェックしておこう!
XM(XMTrading)スワップ計算機で確認
XMのスワップポイント計算機を使うと、「スワップポイントをJPYに換算するといくらになるのか」
現在レートで簡単に確認することが可能です。
XM(XMTrading)スワップ計算機をクリックしてください。
基本通貨・通貨ペア・口座タイプ・ロット数量を入力して「計算する」をクリックすると、自動でスワップポイントが計算されて表示されます。
- 口座の基本通貨:スワップポイントをJPYに換算する場合はJPYを選択
- 通貨ペア :取引する銘柄をリストから選択
- 口座タイプ:取引する口座タイプを選択(スタンダード/マイクロ/Zero)
- ロット数量:取引するロット数を入力
スワップ計算機では、
全通貨ペア+GOLD+SILVERのスワップポイントが確認できるよ
XMのスワップポイントの計算方法
XM(XMTrading)スワップ計算機を利用した場合には、日本円でいくらになるのかを換算してくれますが、通常、スワップポイントはポイント単位で表示されています。
スワップポイントを日本円に換算する場合には、計算しなければなりません。
《円通貨ペア》
スワップポイント × 100 ×ロット数
(マイクロ口座:スワップポイント × 100 ×ロット数 ÷ 100)
《円通貨ペア以外》
スワップポイント ×ロット数× 円レート
(マイクロ口座:スワップポイント × ロット数 × 円レート ÷ 100)
たとえば、EUR/USDの買いスワップポイント-5.64、1ロット、1ドル=109円の場合
-5.64×1×109=-614.76
1日あたりのスワップポイントは-614.76円になります。
また、ロシアルーブル(RUB)や中華人民元(CNH)の通貨ペアなど、計算方法が異なる場合もありますので、XM(XMTrading)スワップ計算機で確認してください。
XMスワップポイントの注意点
スワップポイントは、ポジションを保有しているだけで利益が発生しますが、当然、リスクやデメリットもありますので、注意点を抑えておきましょう。
マイナススワップ/スワップ3倍デーに注意!
買いポジションと売りポジションを間違えると、スワップポイントがマイナスになってしまうことがあります。
特に、ポイントが3倍になる水曜日は、マイナス3倍になってしまうので、要注意です。
スワップポイントだけの出金はできない
XMのスワップポイントは、ポジションを保有した状態で、スワップポイントだけを出金することはできません。
スワップポイントは、残高ではなく、ポジションに反映されます。
獲得(徴収)されたスワップポイントは、ポジション決済時に、為替損益と併せて残高に反映されます。
スワップポイントは常に変動する
スワップポイントは、通貨ペア2ヶ国の金利水準によって変わります。特に3月、9月期末、年末年始などは、資金需給によって、スワップポイントが大きく変動することがあります。
その場合、プラスマイナスの方向が逆転したり、売り買い両方のスワップポイントがマイナスになることもあります。
通貨国の情勢などファンダメンタルズ分析をしっかりと行い、短期金融市場の急変動に備えましょう。
両建て取引は不可
スワップポイントは、プラスポイントよりもマイナスのスワップポイントのほうが大きいので、両建てで通貨ペアの価格変動の影響が出ないようにしたとしても、トータルでは損失になります(どちらもマイナスになることもあります)。
また、XMでは「複数の口座を利用した両建て」「他業者を併用した両建て」「グループ内での両建て」が禁止されています。
バレると口座凍結の恐れもあるので、利用規約を守って取引を行いましょう。
レバレッジ制限がある
XMのスタンダード口座であれば、基本的に最大レバレッジは888倍ですが、レバレッジが50倍、100倍、444倍に規制されている通貨ペアもあります。
急に大きな変動などが起こると、ロスカットされるリスクが高まりますので、証拠金維持率に気をつけてください。
関連記事:XM(XMTrading)のレバレッジは最大888倍!ハイレバレッジは危険なの?
複数口座の利用がおすすめ
トルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)、メキシコペソ(MXN)などの高金利通貨は、ファンダメンタルズの影響が大きく、メジャー通貨よりも価格変動が激しいことがあります。
スワップポイントを狙った投資をするなら、ロスカットされないためにも、通貨ペアごとに口座を分けてリスクを分散させましょう。
XMでは、1アカウント8口座まで保有できるから
口座を使い分けてリスクを減らそう!
高金利通貨はスプレッドが広い
トルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)、メキシコペソ(MXN)などの通貨ペアは、スワップポイントは高く設定されていますが、スプレッドが広くなります。
たとえば、米ドル/円のスプレッドは2pipsですが、米ドル/リラのスプレッドは65pips以上あります。社会情勢が不安定なため、スプレッドが広くなってしまうのは仕方がないことですが、大きなマイナスからのスタートになります。
その代わり、米ドル/円のスワップポイントはロング(買い)-2.13、ショート(売り)-3.93と、どちらもマイナスですが、米ドル/リラのショート(売り)は165.4と高いので、1ロット保有しているだけでも2,221.18円のスワップ金利を受け取ることができます。
高金利通貨は、スプレッドが広くスワップポイントが高い、メジャー通貨は、スプレッドが狭くスワップポイントが低いという特徴があるので、それぞれの特徴をうまく活用したトレードをしましょう。
スワップポイント狙いのおすすめ通貨ペア
スワップポイントを上手く活用すれば、ポジションを保有するだけで稼ぐことができるので、まさに不労所得です。
不労所得を得るためには、XM(XMTrading)の魅力でもあるハイレバレッジを利用して、スワップポイントの高い通貨ペアを長期保有する必要があります。
XM(XMTrading)の中で、スワップポイントの高い通貨ペアを5つご紹介します。
通貨ペア | 売/買 | スワップポイント | 最大レバレッジ | 平均スプレッド |
EURTRY ユーロ/リラ | 売 | 2,973円 | 100倍 | 70pips |
USDTRY 米ドル/リラ | 売 | 2,221円 | 100倍 | 65pips |
EURZAR ユーロ/ランド | 売 | 1,185円 | 888倍 | 13.5pips |
USDZAR 米ドル/ランド | 売 | 829円 | 888倍 | 13pips |
USDMXN 米ドル/ペソ | 売 | 371円 | 888倍 | 111pips |
※各通貨ペア「1ロット保有した時に発生するスワップポイント」を同日の対日本円レートで換算
基本はユーロ(EUR)と米ドル(USD)
XM(XMTrading)には、TRYJPY(リラ/円)やZARJPY(南アフリカランド/円)など、マイナー通貨のクロス円通貨ペアはありません。
XMでスワップポイントを狙った投資をする場合には、EURTRY(ユーロ/リラ)やUSDZAR(米ドル/ランド)など、対ユーロ(EUR)、対米ドル(USD)の通貨ペア取引となります。
ちなみに、国内のFX業者は通貨ペアが少なく、マイナー通貨はクロス円しかない場合が多いです。
XM(XMTrading)スワップポイントのまとめ
トルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)、メキシコペソ(MXN)などの高金利通貨であれば、スワップポイント狙いの投資をすることができます。
しかし、コロナショック以降は、各国の政策金利が引き下げられ、マイナススワップが設定される通貨ペアが増え、スワップポイント狙いの取引は難しくなってきています。
コロナが落ち着けば、徐々に政策金利も回復するかと思いますが、現状はスワップポイント狙いの投資は、あまりおすすめできません。
もし、スワップポイント狙いの投資をするならば、XM(XMTrading)を利用してください。国内のFX業者には「追証」があります。高金利通貨では、大きな経済変動で暴落・暴騰が起きた場合、レバレッジが低くても借金になる可能性があります。
XM(XMTrading)なら、最大レバレッジが大きく、ゼロカットシステムがあるので、借金になることはありません。
また、スワップポイント狙いではなくても、スイングトレードをする方も多いと思います。
スワップポイントは日々変動するので、レートと共に、最新のスワップポイントを確認して、上手く活用しましょう。
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関連記事:【画像で詳しく解説】XM(XMTrading)で口座を開設する方法!
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